カンボジアで、昔から言い伝えられているお話があります。
それは、「生きている間に、せめて木を一本植えなさい」というものです。死んで、あの世に行ったときに「生きている間になにか良いことをしたか」と尋ねられたら、「はい、木を一本植えました」と胸を張って答えられるからだ、という意味なのです。
一人が植えた木は一本でも、みんなが植えれば森になります。森は人だけではなく生き物すべてにおおきな恵みを与えてくれるのです。生きている間に、少しでも世の中のお役に立つ、何か良いことをしておく、という象徴的なお話です。
私たちが肝に銘じておかなければいけない話だと思います